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※当日消印有効・持ち込みの場合20:00必着

※応募受付は終了しました。

結果発表

この度、ギャラリー無量の「キュレーション公募2020」にご応募いただきまして、誠にありがとうございます。また、応募書類など送付いただき、重ねてお礼申し上げます。当ギャラリーとしては初めての試みであり、応募された皆様におかれましては、当方の不備による不安も多々あったかと思います。しかし、応募していただいたキュレーション案はどれも素晴らしい内容であり、全国各地から9名も応募がありました。心より感謝申し上げたいと思います。

厳正な審査により1名のキュレーション企画を選出いたしました。

以下に「キュレーション公募2020」の審査結果を通知致します。

選出されたキュレーション企画

氏名:松江李穂 企画展名:「STEPS(仮)」

総評

鷲田めるろ

キュレーター

9人もの方が、それぞれ、実現可能性のある面白い案を応募してくださったことを、まず嬉しく感じました。中には、アーティストがキュレーターとして自作を展示する提案もあり、比較が難しいと感じましたが、キュレーションの要素を私は重視しました。また、特に作家やキュレーターが遠方の場合、予算を超える案も多くありました。その場合には、予算オーバー分の資金をどのように用意する計画なのかが分かるとより判断しやすかったように思いました。さらに、ギャラリー無量でやることの意義があるかどうかという点も考慮しました。

尺戸智佳子

黒部市美術館学芸員

第一回目にふさわしく意欲的で興味深い企画が揃い、審査を大変難航させました。ギャラリー無量の空間や周辺環境を意識した挑戦的なもの、作家選定や展示作品に力を感じられたもの、展覧会を見てみたいと純粋に思わせるもの、企画から様々な着眼点を与えられました。内容も多種多様でしたが、どれも企画者の興味の在り方が良く分かる素晴らしいものでした。

 選出させていただいた松江さんの企画は、今日的でありかつ普遍的な問いかけを軸として構築された展覧会意図に加え、それに伴った作家の選定が明瞭でした。地域性や空間も意識されており、全体的なバランスが非常に良く期待が持てる内容であったように思いました。

長谷川新

インディペンデント・キュレーター

応募企画は強い意志に貫かれたものが多く、「今、こういうキュレーションをしなければならないのだ」という思いを受け取ることができました。一方で、ギャラリーの特質、とりわけその一部が仏間であることに意識的になっている案も複数あり、ギャラリー無量の独自の空間とどのように対峙していくかを各キュレーターが試行錯誤していることも確認できました。最終2案まで絞り込まれかなり甲乙つけがたかったのですが、個々の作家の実践に依存することなく、あるいはキュレーターが自縄自縛になるのでもない、共に問いを引き受けようとしている姿勢が垣間見えた松江案を推しました。

公募概要

DL

富山県砺波市の散居村風景の中に佇む「ギャラリー無量」の空間を活用した、意欲的・実験的な展覧会プランを募集します。採択されたプランは2020年10月(予定)にギャラリー無量主催の展覧会として実現します。
審査員|鷲田めるろ(キュレーター)/尺戸智佳子(黒部市美術館学芸員)/長谷川新(インディペンデントキュレーター)(敬称略)
主催|ギャラリー無量(富山県砺波市庄川町示野233 番地)             

開催概要

「キュレーション公募展2020」では、キュレーターによる企画案を募集します。キュレーションのあり方、キュレーションの新しい方向が、今、美術界で問われています。しかし、キュレーターには、自身のキュレーションを実験できる機会が多いとは言えません。キュレーターが、実際の展覧会の企画から実施までを遂行することで、貴重な体験や新たな可能性を見出すことを願い、本企画を計画しました。古民家を改修したギャラリー無量で、「キュレーションによって展覧会はこうも変わるものだ」と来場者に思わせるような、意欲的・実験的な企画を募集します。

​募集内容

ギャラリー無量を活用した意欲的かつ実験的な展覧会企画を1名(1組)募集します。

応募資格

・国籍、年齢、性別、資格の有無(学芸員等)、経験の有無、個人、団体は問わない。(※事業に関する会議や打ち合わせはすべて日本語で行います。)
・入選した場合、展覧会の準備、開催および撤去に至るまで責任をもって遂行できること。
・ギャラリー無量との連絡が円滑にとれること。

支援内容

Ⅰ.展覧会実施経費として25万円(諸税を含む)を支給
Ⅱ.展覧会会場としてギャラリー無量の建物、敷地を提供
Ⅲ.審査員(アドバイザー)によるアドバイス
Ⅳ.ギャラリー無量による展覧会実現までのサポート
Ⅴ.広報及び宣伝協力
   (ギャラリー無量HPへの情報掲載、印刷物送料等)
Ⅵ.監視スタッフの手配及び費用負担

募集期間

2019年9月1日(日) ▶▶2019年11月22日(金)

※当日消印有効・持ち込みの場合20:00必着

結果通知

一次審査結果通知:2019年11月下旬
二次審査結果通知:2019年12月中旬

審査員(敬称略)

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鷲田めるろ / キュレーター
 

1973年京都市生まれ、金沢市在住。東京大学大学院修士(文学)修了。
金沢21世紀美術館キュレーター(1999-2018年)を経てフリーランス。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。瀬戸内国際芸術祭2019アーティスト選考アドバイザリーボード委員。金沢美術工芸大学客員教授。

審査員からのコメント

ギャラリー無量の特殊性(場所、空間、運営、予算)を最大限に生かした企画案を期待します。

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尺戸智佳子 / 黒部市美術館学芸員

 

1979年兵庫県生まれ、富山県在住。金沢美術工芸大学美術工芸研究科(芸術学専攻・修士課程)修了。
(公財)金沢芸術創造財団で主に舞台芸術の企画制作を担当(2006年-2014年)。現在黒部市美術館学芸員として勤務(2014年-)。主な企画に「岩崎貴宏展-山も積もればチリとなる」(2015年)、「下道基行展-風景に耳を澄ますこと」(2016年)、「風間サチコ展-コンクリート組曲」(2019年秋開催予定!)等。

審査員からのコメント

特色あるギャラリー無量の空間を活かし、様々な気づきを与えられ感覚が刺激されるような企画を楽しみにしています。

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長谷川新 / インディペンデントキュレーター

 

1988年生まれ。主な企画に「無人島にて──『80年代』の彫刻/立体/インスタレーション」(2014)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-2017)、「不純物と免疫」(2017-2018)等。PARADISE AIR2017-2018年度ゲストキュレーター。

審査員からのコメント

この社会において私たちの生を拡張するような企画を心待ちにしています。他者とどのように対峙するか、(高解像度であっても低解像度であっても)その正確さが求められています。矛盾して聞こえるかもしれませんが、身ぎれいで整理されておらずとも一向に構わない、と思っています。

​応募方法

指定様式を当ページ下部よりダウンロードの上、Ⅰ~Ⅲの書類一式を下記送付先まで提出してください。

 

Ⅰ. 応募用紙(様式1)
Ⅱ.企画書(様式自由。応募用紙とは区別し、下記項目についてA4用紙4枚以内にまとめる)
 ・展覧会企画趣旨
 ・出展予定作家及び作品案
 ・出展予定作家の詳細
 ・会期中の関連事業
Ⅲ. 予算書(様式2)

※提出された応募書類は原則として返却しません。
※宅配便、レターパック、簡易書留等の送付記録が残る方法で送付してください。
※封筒に「キュレーション公募2020応募書類在中」と朱書きしてください。

​ダウンロード

応募書類の送付先

PDF形式

WORD形式

PDF形式

WORD形式

Excel形式

PDF形式

〒932-0315
富山県砺波市庄川町示野233番地 ギャラリー無量
TEL:0763-82-2214
E-mail:muryow@gallery-muryow.com

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