
応募締切
→2025年10月31日[金] 必着
*持参の場合は2025年11月1日[土] 17:00まで
助成:40万円
*公募は終了しました。

審査結果
この度、ギャラリー無量の「キュレーション公募2026」にご応募いただきまして、誠にありがとうございます。また、応募書類など送付いただき、重ねてお礼申し上げます。当ギャラリーとしては5度目の試みであり、どのような受け止め方をしていただけるのか、心配しておりました。しかし、応募していただいたキュレーションはどれも素晴らしい内容であり、レベルの高いキュレーションの試みなど意欲的な企画が多く寄せられました。皆様のご意欲に心から感謝申し上げたいと思います。
キュレーション公募2026の審査結果を下記の要領にて通知いたします。
選定されたキュレーション企画
キュレーター:dabada
企画展名:「dabadance」
審査内容
①審査員 尺戸智佳子 長谷川新 松江李穂 鷲田めるろ
②審査日 2025年11月2日(日)
③審査会場 ギャラリー無量
④審査方法 どれも素晴らしい内容であり1次審査と2次審査の段階を経ず、候補3案から最終2案を絞り込み、その比較にて決める審査方法へ
変更しました。
⑤応募総数 6通
⑥発表方法 選定された一篇、総評はHPで発表します。今回の選定にもれた方には個別に結果、総評、個別講評を郵送する方法をとります。
総評
尺戸智佳子
黒部市美術館 学芸員
どの企画案も、非常に意欲的でとても綿密に考えて応募していただいたことが伝わる内容でした。また、それぞれの切り口や試みが、多様な個性を放つものであったために、ギャラリー無量という場所に大きな可能性を感じることができ感心させられるものばかりでした。
毎年のことながら頭を悩ませ、ようやく2案に絞りつつ、そこからも甲乙つけ難い難しい審査になりました。それぞれの企画案には同等に大きな熱量が感じられ、内容的には全く異なる各々の良さがあり、一方でそれぞれに気になる部分もありました。他の審査員の皆さんと話し合いを重ねるなかで、キュレーションという観点を重視し、またギャラリー無量の空間で、新たな表現の可能性を開くことが期待される、dabada案を評価いたしました。
長谷川新
インディペンデントキュレーター
今回は(締切超過による審査対象外1件を含む)7件の応募がありました。こうして毎年応募が絶えないことを嬉しく思うとともに、小西さんご夫妻の熱意がこの継続を支えているのだろうと感じます。改めて応募いただいた方々、ありがとうございました。今年は作家(たち)によるセルフキュレーションの性質が強いものが多く、しかしそのどれもがそれぞれの複雑さをたたえたものばかりで、審査は例年以上に難航しました。3案に絞られてからも議論を重ね、最終2案にいたってはほんとうに僅差でした。しかし最終的には、ギャラリー無量という会場を通常の展覧会ではなく「イベント発生の場」として再編しようとするdabada案を推すことになりました。これまでにない空間が砺波に出現することを期待しています。
松江李穂
青森県立美術館 学芸員
キュレーション公募2020
選定キュレーター
今回は、展覧会テーマや作家の選定についてよく作り込まれた企画案が多く、また最終候補に残った案はいずれも、現代的な社会の仕組みやあり方に問題意識を向けた甲乙つけ難いものでした。古民家であるギャラリーと響き合うような素材から作品構成を巧く考えていた案や、富山という土地に根ざした文化的歴史背景を起点に展覧会を構成していた案など、キュレーターによって全く異なる視点から展覧会が構想されていて、非常にバラエティに富んだ回になったかと思います。その中でもオブジェクトとしての展示物に囚われず、生身の身体や出来事そのものを展覧会に組み込み、キュレーションに対する意欲的な姿勢が見えた川松さんの「dabada」案を選出いたしました。ギャラリー無量を通して作家のパフォーマンスと来場者をどのように結びつけるかが展覧会の肝となりますが、作家と協力し合って丁寧に作り込んでいってほしいと思います。
鷲田めるろ
金沢21世紀美術館 館長
東京藝術大学大学院 准教授
6件の応募のうち3件は、出品作家が自らキュレーションする提案でした。作家自身が行う個展・グループ展との違いが明確ではなかったため、キュレーションの公募としては、優先順位を下げざるをえませんでした。
他の3件はいずれも、ぜひ実現したいと思える良い案でした。dabada案は昨年に引き続いての応募でしたが、パフォーマンスを展示として見せるというコンセプトが昨年よりも明確になっていました。ただし、観客がうまくパフォーマンスに出会えるよう、プログラムのタイムスケジュールに工夫が必要です。他の1案は、制度批判的な作品を集め、大変面白くなりそうだった一方、各作品を、その良さを伝えるのではなく、キュレーションのコンセプトを実現するための素材として記号的に扱っているように感じました。逆に別のもう1案は、各作品の良さを引き出していましたが、全体にインパクトが弱い印象を受けました。
企画概要
ギャラリー無量は、富山県砺波市の散居村景観地域にポツンと佇む古民家を改装したアートスペースです。2013 年のオープンから今日まで、新進気鋭のアーティストによる実験的な取り組みを多数紹介してきました。 今ギャラリー無量では、新しいキュレーションを果敢に試みる、キュレーターを求めています。現在のアート状況をどう捉えるのか、ギャラリー無量の特殊性とは何か、今必要な展覧会とは何なのかを踏まえ、参加アーティストと来場者の方々に「対話と喧騒」「感動とゆさぶり」「新しい価値の発見」を持ち帰っていただけるキュレーションプランを想定します。 「キュレーション公募 2026」で選定された企画は、来年 2026 年に実現する予定です。キュレーターには、自分のキュレーションを実験してみる機会が多いとは言えません。キュレーションの新たな可能性を見出し「キュレーションによって展覧会はこうも変わるのだ」と思わせるような、意欲的・実験的なキュレーション、少しはみ出したキュレーションの実現を期待します。
募集内容
キュレーターによるギャラリー無量を活用した意欲的な展覧会企画
*応募は1人(1組)につき1企画
*出展作品のジャンル・形式は自由
*企画内容
-
新鮮さやインパクトがある
-
見たこともないイメージ、体験したことのない感覚刺激等のインパクト
-
メッセージや主張がある
-
主張、メッセージ、思想が確立している
-
時代のコンパスになり得ている
-
キュレーションの新しさがある
-
参加者の想像力を高める工夫がなされている
応募資格
・国籍、年齢、性別、資格の有無(学芸員等)、経験の有無、個人、団体は問わない
※事業に関する会議や打合せはすべて日本語で行います
・入選した場合、展覧会の準備開催および撤去に至るまで責任をもって遂行できること
・ギャラリー無量との連絡が円滑にとれること
応募締切
2025年10月31日 [金]必着
*持参の場合は11月1日 [土] 17:00まで
支援内容
-
展覧会実施にかかる経費として40万円の支給(諸税を含む)
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展覧会会場としてギャラリー無量の建物、敷地提供 *搬入出期間を含む/その他の会場使用に関しては入選後調整のうえ決定
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審査員(アドバイザー)によるアドバイス
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ギャラリー無量による展覧会実現までのサポート(展示作業サポート)
-
広報及および宣伝協力(ギャラリー無量HPへの情報掲載、印刷物送料等)
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監視スタッフの手配および費用負担
-
アーティスト・イン・レジデンスの提供(合計7日間程度)
スケジュール
公募期間:2025年10月31日(金)必着
*持参の場合は 11月1日(土)17:00 まで
審査:2025年11月2日(日)から書類選考・面談選考1組を選定
*11月中旬から11月下旬 応募者全員に郵送にて結果通知
展覧会実施(予定):2026年10月3日(土)−11月3日(火・祝)の土・日・月・祝
審査員

(撮影:柳原良平)
尺戸智佳子
黒部市美術館学芸員
1979年生まれ
「山本優美 間−あわい−を読む」キュレーター ギャラリー無量(2018)
「山下麻衣+小林直人「蜃気楼か。」」(2021)
「小林耕平 テレポーテーション」(2022)
「キュンチョメ個展 魂の色は青」(2023)
「サエボーグ Enchanted Animals」(2024)
特色ある空間、とりまく環境(地域や社会)等から思考を展開させ、そこに作品が切り離しがたく結びついているもの。これを今、みなで共有することできっと何かの糧になると思わせられるような企画を楽しみにしています。
審査員からのコメント

(撮影:加藤甫)
長谷川新
インディペンデントキュレーター
1988年生まれ
「無人島にて──『80年代』の彫刻/立体/インスタレーション」(2014)
「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015)
「クロニクル、クロニクル!」(2016-2017)
「不純物と免疫」(2017-2018)
「STAYTUNE/D」キュレーター ギャラリー無量(2019)
「約束の凝集」(2020-2021)
この社会において私たちの生を拡張するような企画を心待ちにしています。他者とどのように対峙するか、(高解像度であっても低解像度であっても)その正確さが求められています。矛盾して聞こえるかもしれませんが、身ぎれいで整理されておらずとも一向に構わない、と思っています。
審査員からのコメント

松江李穂
青森県立美術館 学芸員
キュレーション公募2020選定キュレーター
1994年生まれ
「一歩離れて / A Step Away From Them」キュレーター ギャラリー無量 (2021)
「埼玉県立近代美術館アーティストプロジェクト#2.06 髙橋銑 いき、またいきる」ゲストキュレーター (2022)
「菊谷達史・前田春日美 影をしたためる」キュレーター (2022)
「アブソリュート・チェアーズ」キュレーター(2024)
それぞれが選んだ作品の魅力や、ギャラリー無量の空間や立地の特殊性がもつポテンシャルを存分に引き出せるようなキュレーションを期待しています。個展・グループ展に関わらず、展覧会という形式の可能性をさらに広げていくような、意欲的なキュレーションもお待ちしています。
審査員からのコメント

鷲田めるろ
金沢21世紀美術館 館長
東京藝術大学大学院 准教授
1973年生まれ
金沢21世紀美術館キュレーター(1999-2018)
第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館キュレーター(2017)
「越後正志展 loophole 」キュレーター ギャラリー無量(2017)
あいちトリエンナーレ2019キュレーター
十和田市現代美術館館長( 2020-25)
ギャラリー無量の特殊性(都市部から離れ自動車でないと行きにくい立地、散居村の伝統的な日本家屋を改装した空間、仲間に支えられながらの個人による運営、それゆえの限られた予算)を最大限に生かした企画案を期待します。
審査員からのコメント
応募方法
⑴〜 ⑶の書類を下記送付先まで提出してください
⑴ 応募用紙(指定様式1)
⑵ 企画書(応募用紙とは区別し、下記項目についてA4用紙4枚以内にまとめる)
・展覧会企画趣旨
・出展予定作家・作品案
・出展予定作家の詳細
・会期中の関連事業
⑶ 予算書(指定様式2)
※提出された応募書類は原則返却しません。
※宅配便、レターパック、簡易書留等の送付記録が残る方法で送付してください。
※封筒に「キュレーション公募2026応募書類在中」と朱書きしてください。
各種様式のダウンロード
応募書類の送付先
〒932-0315
富山県砺波市庄川町示野233番地
ギャラリー無量
関連プログラム
キュレーション公募2025 採択企画
「コンパスと遠近の囁き」
開催期間:2025年10月24日(金)−11月16日(日)*金・土・日のみ開催
鑑賞料:500円
キュレーター:保泉エリ
アーティスト:中根 隆弥/羽室 陽森/平井 亨季
お問合せ先




