佐藤弘隆 ホゲホゲ
HIROTAKA SATO hogehoge
2023.8.12[土] ー9.4[月]
10:00-12:00 / 13:00-17:00 *土・日・月のみ開館
会場:ギャラリー無量
観覧料:500円
主催:ギャラリー無量
後援:北日本新聞、北日本放送、FMとなみ、となみ衛星通信テレビ
協力:富山大学芸術文化学部
概要
佐藤弘隆(1993年新潟県生まれ)は、コンピュータや機械装置・映像・自然現象などの様々なメディアを組み合わせた複合技法によって、現実と虚構/オリジナルとコピー/デジタルとアナログ/人間と機械といった、現代の情報環境を巡る様々な対比構造や対義的要素の境界を探るような表現を実践しています。
本展では、漢字の成り立ちを分析しロボットアームが新たな文字を作り出す『文字のリバースエンジニアリング』シリーズの新作や、金閣寺の焼失前と再建後の姿を重ね合わせる映像インスタレーション『空想金閣寺』など、人間の認識や視覚文化の曖昧な部分に迫る作品群を、ギャラリー無量の空間や要素を取り込みながら構築します。本展タイトルの「hogehoge(ホゲホゲ)」は、プログラミング言語において「意味のない名前」を示すメタ構文変数の1つで、現象的な世界と観念的な世界が交錯した佐藤の表現に見られる、一様に表し難い多義性を示すキーワードです。本展では、同名の新作も発表される予定です。
作家プロフィール
佐藤弘隆 Hirotaka Sato
1993年新潟県生まれ、富山県在住。富山大学大学院芸術文化学研究科修了。2019年より富山大学学術研究部芸術文化学系助教。主な展覧会に「Monster Exhibition 2017」渋谷ヒカリエ(東京)/hpgrp Gallery NewYork(ニューヨーク)、個展「昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵」ギャラリー無量(2018年・富山)、「ART FAIR TOKYO 2018・2019」東京国際フォーラム(東京)、個展「ゴーストペインター」アートハウスおやべ(2020-21年・富山)など。主な受賞に「Art Fair Toyama ART AWARD」平面・立体部門 準グランプリ(2017年)など。
関連プログラム
ゲストトーク(対談) テーマ「AIと創作」
日時:2023年9月3日[日] 15:00-
ゲスト:高橋由佳(富山市ガラス美術館 主任学芸員)
参考図版
《空想金閣寺》 2022
映像インスタレーション
Imaginary Kinkakuji, 2022
Video installation
《ゴーストペインター》 2021
ブラウン管テレビ, マルチビュースクリーン, 大判プリンタ, コンピュータ, 他
サイズ可変
Ghost Painter, 2021
CRT television, multi-view screen, large-format printer, computer
Dimensions variable
《象形文字のリバースエンジニアリング》2021
ロボットアーム, 筆ペン, ロール紙, ステッピングモータ, コンピュータ, 他
サイズ可変
Reverse Engineering of an Ideogram, 2021
Robotic arm, calligraphy pen, roll paper, stepper motor, computer, etc.
Dimensions variable
《象形文字のリバースエンジニアリング》より「山」と「月」2021年(部分)