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森田志宝 個展
滴を育てる/Growing drops
 
 
会期|2021.8.20{金} ー 9.12{日} 休館日は月・火・水・木曜日
開催時間|10:00〜12:00  13:00〜17:00
​開催方法|1時間あたり6名までの事前予約制
予約方法|予約ページから予約をして下さい
入場料|無料

森田志宝 アーチストステイトメント

雨の日に蜘蛛の巣に水滴がつく様子から着想を得る。

 

水滴はやがて蒸発して消えてしまうが、

漆玉は固まりそのまま形を残す。

 

素材や自然現象と向き合うことで

未だ知ることのない漆のかたちを探りたい。

森田志宝は、「漆糸※注1」を空間に解き放つ。

森田志宝は、漆のインスタレーションを展開する現代造形作家である。

傷つけられた漆木が自らを治療するために染み出す樹液、それが漆。漆は自己免疫力のアップを、湿気を媒介にした「酵素酸化=硬化」で行う。ダメージを受けた漆木は漆に守られ静かに治癒を待つ。治癒を脅かす者には「近寄るな」と激しくアタック(気触れる)する。

場所の湿り気を媒介に、防衛的であり攻撃的である漆玉を定着させ「漆糸」を作る。そこから森田志宝の全てが始まる。

コロナ感染と免疫の作用に右往左往する今、森田志宝の「漆糸」の問いかけは何なのか。夏の散居村、扇状地の湿り気の中で体感あれ。

 

※注1「漆糸」

絹糸に漆加工した糸のことを指す。糸に漆を塗ると、周りの水蒸気で酵素酸化が始まり漆は硬化する。この繰り返しが漆玉を糸に生み出す。漆玉の連続が織りなす糸を、森田志宝は「漆糸」という。

 

(ギャラリー無量 2021.7.9)