Fragments2024 -さざめき -
◉開催期日 2024.8.17[土] ー 9.9[月]
(土日月のみ開廊)12日間
10:00~12:00/13:00~17:00
◉主催: ギャラリー無量
◉後援: 北日本新聞社、FMとなみ、となみ衛星通信テレビ
◉協力: 新開地アートひろば、有限会社植田屋染工場
◉参加アーティスト
・ 岡部俊彦
・ 木藤純子
・ neutral production
・ 平田昌輝
・ 小西信英
◉鑑賞料 500円/人
◉関連イベント
2024.8.17.(土)
・15:00〜17:00 座談会
コーディネーター=黒澤 伸
(公財)金沢芸術創造財団
アーツカウンシル金沢事業・統括ディレクター)
テーマ「Fragmentsの今後」
2024.9.1.(日)
・15:00〜15:30 パフォーマンス「静振・精神」
岡部俊彦×neutral production
・ 記録集作成 2025年3月末 完成予定
・ 座談会動画UP テキスト化作業予定
展覧会趣旨
ギャラリー無量が活動を始めた当初(注 2013年)から、「Fragments」を開催してきた。2年に一度開催し、今年で7回目を迎える。
Fragments には、「断片、かけら」という意味がある。部分的であるがゆえのエネルギーや、未完であるがゆえの鋭さにインスピレーションを受け、アーティストが互いに刺激を受けながら新しい試みを展開する展覧会である。
Fragmentsは、断片にしかすぎない
しかし、
Fragmentsは、浮遊する
Fragmentsは、多くを語る
Fragmentsは、楔である
最後の風穴をあける楔である
これまで「Fragments」は、「豊かな多様性=喧騒」を生み出す場であり、また、各アーティストの固有性が輝いているようにと願い、展覧会を重ねてきた。各参加アーティストは思いの丈を発揮し、相互に影響しあい高め合い、見応えのある展覧会を展開してきた。このことを踏まえ、アーティストの今後の取り組みのさらなる進化向上や、ギャラリー無量の今後の展開や継続を考えると、ここで一度基本的姿勢の見直しを図りたいと考えるに至った。そのため、今回は原点に立ち返り、Fragments初期メンバーで企画を練り直すこととした。
見直しの視点は以下の事柄である。
※今まで「Fragments 」に参加したアーティストも考えていなかったことではないが、改めて再確認する視点でもある。
・「あり得ない」と思わせる出会いを、取り組み(作品)に生み出しているか。
・取り組み(作品)の思考方法が第3者から見て取れることができ、アーティストと鑑賞者、アーティストと作品の対話が成立しているか。
・アーティストの固有性を進化させているか。
・ギャラリー無量の展示空間が「ばかげた行い」を許容する場所になり得ているか。
今回、見直しの視点を象徴し、サブタイトルを「―さざめきー」とした。豊かな「さざめき」があるからこそ、エネルギーのあるアートと出会える。「さざめき」の創出、そしてその展開の坩堝の中に身を置くことで、新しいFragmentsを体感して欲しいと願う。
新たなアーティストとして木藤純子氏に参加いただいた。木藤氏の制作姿勢が、「Fragments 2024―さざめきー」を体感した人に何かしらの「さざめき」をもたらし、相互に高め合うことを期待したい。
散居村の中にポツンとあるギャラリー無量の空間の中で、ともすれば思考停止に陥りがちな状況から這い上がる凄さを体感していただきたいと願っている。
(ギャラリー無量)