Fragments2022
◉開催期日 2022.8.6[土] ー 8.29[月・祝]
(土日月祝のみ開廊)12日間
10:00~12:00/13:00~17:00
◉主催: ギャラリー無量
◉後援: 北日本新聞社、北日本放送、
FMとなみ、となみ衛星通信テレビ
◉参加アーティスト
・ 石田高大
・ 岡部俊彦
・ 小林美波
・ 佐藤弘隆
・ neutral production
・ 平田昌輝
・ 牧田恵実
・ 山田千晶
・ 小西信英
展覧会趣旨
ギャラリー無量(注 2013年)が活動を始めた当初から、「Fragments展」を行って来た。2年に一度開催し今年で6回目を迎える。
Fragments は、「断片、かけら」という意味がある。部分的であることのエネルギーや、未完であることの「鋭さ・主体の無さ」にインスピレーションを受け、アーティストが互いに新しい試みを展開する展覧会である。
Fragmentsは、断片にしかすぎない
しかし、
Fragmentsは、浮遊する
Fragmentsは、感染する
Fragmentsは、多くを語る
Fragmentsは、不合理である
Fragmentsは、楔である
最後の風穴をあける楔である
かつて「Fragments展」は、制作方法や展示場所の多様性、制作背景の深まりなどの展開を見せながら、「座談会」での討論を通じて、今後の方向性の確認をなしてきた。また、それぞれのアーティストのパフォーマンスにも新しい切り口を見せてきた。参加していただいた皆様にも、何かしらのインパクトを受け止めて頂けたとしたらありがたい。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染予防によりアート環境が大きく変化している。濃厚三密(注 密閉、密集、密接)の展覧会を展開している当ギャラリーも、継続化の方向を探るとき、なんとか工夫してこの状況を切り抜けたいと願う。そうしている時に、なんと誰も想像もしなかったウクライナ戦争が起きてしまった。戦争のような不合理は捨て去られたと思っていたが、いつでも蘇る。これが人間というものだ。大きな戸惑いがある。理解不能なアートに出くわした時に似た感覚がある。
不合理極まりないアートも、どうしようもないものとして捉えられているのだろうか。今の時代にアートを対峙させると、どのような化学反応が起きるのか、新しい見方や考え方が生まれてくるのか、散居村の中にポツンとあるギャラリー無量の空間の中で、じっくりと見極めたい。思考停止に陥る状況から這い上がる「弱々しく思える妥協」の凄さを見たいものである。
今回、このような状況にふさわしいアーティストを新しく迎え、古民家のギャラリー空間に新しい一面を展開してくれることを期待している。
(ギャラリー無量)
関連イベント
2022年8月07日(日)
・13:00〜14:15 ギャラリートーク
クリエーターによる合評会
事前予約制7人(ギャラリー無量HHPより)
・14:35〜15:00 ①パフォーマンス
石田高大
テーマ「月岡から砺波まで歩いたことを自慢する」
事前参加予約なし
・15:05〜15:30 ②パフォーマンス(ギャラリー無量前駐車場にて)
岡部俊彦×neutral production×DJアライグマ
(午前中ボディーペインティング)
テーマ「超量化羅本竜波螺歩」
事前参加予約なし
・16:00〜18:00 座談会
コーディネーター=杉本 積(砺波市美術館学芸員)
尺戸智佳子(黒部市美術館学芸員)
・コーディネーター2人による報告
・アーティストが加わっての座談会
テーマ「現代アートの過去・現在・未来」
事前予約制7人(ギャラリー無量HHPより)
2022年8月20日(土)
・15:00〜15:30 2回目パフォーマンス(ギャラリー無量前駐車場にて)
岡部俊彦×neutral production×DJアライグマ
(午前中ボディーペインティング)
テーマ「超量化羅本竜波螺歩」
事前参加予約なし
2022年8月21日(日)
・10:00〜 2回目パフォーマンス(牧田恵実のペインティングの後)
石田高大×牧田恵実
テーマ「未定」
事前参加予約なし
・ 記録集作成 2022年11月末 完成予定
・ 座談会動画UP テキスト化作業予定